ラッコをたずねてルート1ドライブ②

ラッコを訪ねてルート1ドライブ①では、サンフランシスコからルート1をドライブして、サンタクルーズまで 来ました。

今回はサンタクルーズモントレーの中間地点である、モスランディングからスタートです。

モスランディング(Moss Landing)
モントレーから約16マイルに位置するモスランディングは、野生のラッコの生息地として有名です。また、350種以上の渡り鳥を観察することができます。
モスランディング州立公園ではサーフィンや沖釣り、乗馬、バードウォッチングなども楽しめます。※生息する生物保護のため公園内に犬の連れ込みは禁止されています。

モスランディングの海側、突き出ているところへ行ってみました。



辺りを見回すと、早速生き物らしき姿が見えました。おぉ!あれは! 
ラッコ ・・・ らしい・・・

モスランディングのラッコ
あの水に浮かぶ黒い点がラッコでした。場所とタイミングにもよるのでしょうが、少し距離があり中性能の一眼カメラの望遠ではこれが限界でした。

       
理想      ➡︎      現実

現実は厳しい...しかしながら、野生のラッコに出会えただけで感動です。カヌーに乗るともっと間近で見れそうです。
南側の突き出ている対岸へ移動しました。こちら側でも同じような距離感でラッコとアシカを見ることができました。
陽が落ちて、空は赤く染まっていきました。

モスランディングの夕陽


モスランディングでのご飯は、フィルズ・フィッシュマーケット&イートリー(Phil's Fish Market&Eatrey)がオススメです。知る人ぞ知る名店で、お店の外まで列になっていました。

フィルズフィッシュマーケット&イータリー Phil's Fish Market & Eatery

真ん中の写真のチョッピーノ(Cioppino)がこの店の目玉料理です。サンフランシスコ風海鮮シチューで、魚介類をふんだんに使い魚介のダシがこれでもかとスープに溶込み、一度食べたら忘れることのできない美味しさです。テイクアウトも可能です。もちろんクラムチャウダーもオーダー。ここのクラムチャウダーがこれまで食べた中で、一番濃厚に感じました。

フィルズフィッシュマーケット&イータリー Phil's Fish Market & Eatery
フィルズフィッシュマーケット&イータリー Phil's Fish Market & Eatery
フィルズフィッシュマーケット&イータリー Phil's Fish Market & Eatery

壁に、あなたはどこから来たの?と書かれたマップがありました。一見、倉庫のようでわかりづらい建物なのですが、世界中からお客さんが来ているようです。私も日本に1票さして来ました。

Phil's Fish Market&Eatrey


モントレーで朝を迎えました。
モントレーにもフィッシャーマンズ・ワーフがあります。ここにもラッコやアシカが生息しており、ホエールウォッチングも人気です。
また、レストランやお土産が立ち並び、店の前では各店がクラムチャウダーの試食を配布しています。そんなに違いはないだろうと思いきや、お店によって全く味が異なり、面白いです。

モントレーでクラムチャウダー試食


昨日のラッコでは満足ができず、もっと近くで見たいので、GLASS BOTTOM BOAT TOURSという、床がガラスになっている船のクルーズに参加してきました。
大人・子供ともに18ドル(キャッシュオンリー)。アシカやラッコ、アザラシ、海鳥などの生き物を観察できる30分間のモントレー湾クルーズです。

モントレーのラッコ

ラッコがいました。昨日より若干距離は縮まりましたが、やはりここでもカヌーの方が近づけそうです。

モントレーのアシカと海鳥

防波堤では、埋めつくさんばかりのアシカや海鳥が休憩していました。

GLASSBOTTOMBOATTOURSのジャイアントケルプ

ガラス張りの床から見えたのは、海草だけでした。
ただ、これはただの海草ではありません。ジャイアントケルプという世界最大の海草です。ジャイアントケルプは、ウニやカニ、魚などのお家となっていて、ラッコの大事な捕食場でもあります。また、ラッコは海流で流されないよう、これを身体に巻きつけて眠ります。あらゆる生物の生活を支えるジャイアントケルプですが、海水温の上昇や水質汚染により激減していることは非常に残念です。

ルート1をドライブして西海岸の大自然に触れて来ましたが、海も草木も夕陽も生き物も息を吞むほど綺麗でした。
この美しい自然とラッコの為にも、省エネや再生利用・再利用等を続け、少しでも生物多様性を守っていきたいです。