ロシアはオシャレタウンだった〜ノボシビルスク編〜

ロシアのシベリアというと、極寒で何もないイメージを持っている方も少なくないかもしれませんが、実はとてもオシャレな街です。
ノボシビルスクはロシアの第三の都市であり、シベリアの首都とも言われます。人口は約160万人で鹿児島県と同じくらいです。
夜中に犬の散歩をしている人も多く、平和な雰囲気です。

  

1. オペラ&バレエ劇場(Novosibirsk Opera and Ballet Theatre)

ノボシビルスク オペラバレエ劇場 Opera and Ballet Theatre

ロシアで最も大きい劇場。第二次世界大戦中に建設され、1945年5月12日にオープンしました。チケットは500〜7,500ルーブルほど。
こちらのHPからチケットの購入が可能。https://novat.nsk.ru/en/
 住所:Красный пр-т., 36, Новосибирск, Новосибирская обл., 630099

2. レーニン広場

レーニン広場

ノボシビルスク市民の憩いの場所。オペラバレエ劇場の目の前にあります。季節ごとに違った顔を見せてくれます。冬は地面が凍結して滑りやすいので注意。
 住所:Красный пр-т., Новосибирск, Новосибирская обл., 630099

3. アウラ ショッピングモール(Aura Mall)

ノボシビルスク アウラ

服屋やレストラン、スーパー、映画館などが入っている大型のショッピングモールです。レーニン広場から徒歩圏内にあります。裏から回ろうとすると柵があり通れなくなっているので、大通りから行くようにしましょう。
    Opening hours   :   10:00 ~ 22:00


4. シベリア植物園

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ロシアのアジア域では最大の植物園。シベリアの植物や生態学研究の中心地となっています。3,000種類の熱帯・亜熱帯植物からなる温室や、絶滅危機の植物100種類、食用植物144種類、薬用植物、飼料植物、ハーブなど多数の植物が収集されています。また、地衣類や菌類、種子までコレクションされています。ガーデン内には小動物も住んでいるので、リスやイタチなどに会えるかも。
住所:Zolotodolinskaya Ulitsa, 101, Novosibirsk, Novosibirsk Oblast, ロシア 630090
Opening hours   :   〜 17:00 ,    土日定休

5. ノボシビルスク歴史&自然博物館(Novosibirsk State Museum of Local History and Nature)

ノボシビルスク歴史&自然博物館

200,000点以上の様々な時代の展示物があり、数千年に及ぶシベリアの歴史を見ること ができます。
 Opening hours 水木金  : 10:00 ~ 18:00
         土日    :    10:00 ~ 19:00
    Admission    大人    :     50RUB
            子供    :     30RUB
 住所  : Красный пр-т., 23, Новосибирск, Новосибирская обл., 630099

 

6. Sasha Lounge Bar

Sasha Lounge

3:00amまでやっているオシャレなバー。食事メニューもあります。
 住所:ул. Каменская, 1А, Новосибирск, Новосибирская обл., 630099 

6. スイーツが美味しい

ロシア スイーツ ケーキ

ロシア人は味覚が日本人に近いように思います。約40ヶ国旅行をしてきましたが、スイーツは最も美味しい国の一つです。海外のスイーツは甘すぎたりパサパサしていることが多いですが、日本で食べるのと遜色のない美味しさです。スーパーで売っているケーキでさえ、こんなに可愛いのです。是非、トライしてみてください。 

ノボシビルスクはVISAが必要になります
  麻布台にあるロシア連邦大使館では、11日以上前に申請をすれば無料で取得することができます。間際になってしまった場合は、日数に応じて代金を支払うことで取得期間を短縮することが可能です。
ロシア連邦大使館へ訪問の際は事前予約が必要になりました。事前予約をしてから行きましょう。ビザ申請と受取りは午前中のみ (9:30~12:30)となっています。

在日ロシア連邦大使館HP:https://tokyo.mid.ru/ja_JP/web/tokyo-ja

☆クレジットカードの普及率が高い
ほとんどのお店でクレカを使うことができます。

☆タクシーはヤンデックスタクシーを使いましょう
  Yandex Taxiはロシア版のUberです。アプリを使ってタクシーを呼べ、金額も決まっているので揉めることがありません。また、乗り手とドライバー双方が評価する仕組みとなっているため、安心して乗ることができます。

苛酷なカザフスタン 。それでも麗しき都市。〜ヌルスルタン〜

ヌルスルタン


カザフスタンは、あまり馴染みがない国の一つだと思います。人々が民族衣装を来ているイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし行ってみるととても先進的で街並みは綺麗。人々は温かく、物価は手頃、加えてご飯は洗練されていてとても美味しいと魅力溢れる国です。イスラム教が約70%を占めますが、宗教色は薄いため、服装は日本とあまり変わりなく飲酒や豚肉を食ベる人も少なくありません。
そんなカザフスタンについてご紹介します。

ヌルスルタン
カザフスタンの首都はヌルスルスタンで、2019年3月にアスタナから改称されました。ヌルスルスタンは近未来都市とも呼ばれ、日本人の黒川紀章が設計した都市としても知られています。

1. バイテレク 

カザフスタン バイテレク

街のシンボルタワー。1997年に首都がアルマトイからアスタナに移転されたことを記念して、97mの高さに展望台があります。展望台にはナザルバエフ前大統領の手形が置かれています。生命の木に、聖なる鳥サムルク(シームルグ)の卵が乗っているデザインとなっています。
Hours: 9:00〜21:00
Address:Байтерек, Nur-Sultan 
Price:700Tr

 

2. ドヴォレツ・ミーラ・イ・ソグラシヤ(ピラミッド)

ピラミッド 平和と調和の宮殿 ドヴォレツ・ミーラ

日本語では「平和と調和の宮殿」。2006年に完成した、黄金比を用いて建てられたピラミッドです。世界伝統宗教指導者会議や民族会議などが開かれる重要な場所でもあります。30分ごとに見学が可能。
Hours: 夏季10:00〜20:00 
    冬季10:00〜18:00
Address:Tauelsizdik Ave 57, Nur-Sultan 

 

3.カザク・イェリ・モニュメント

カザク・イェリ・モニュメント ヌルスルタン

1991年12月にソ連から独立し、カザフ・ソビエト社会主義共和国から現カザフスタン共和国となりました。それを記念して建てられた、高さ91mの塔です。
写真の左手に写る円形の建物は美術大学、右手のダイヤ格子の建物は博物館です。

 

4. Nur alem EXPO2017

Nur alem Expo2017

8階建ての未来エネルギー博物館。ここで2017年のエキスポが開催されました。外装と内装共に、最先端風のオシャレなデザインとなっています。
ひとつ難点はチケット売り場が屋外にあること。氷点下の風が吹く中、チケットを購入しないといけないのはなかなか堪えます。
Hours:火〜金曜日 10:00〜19:00
     土日祝           10:00〜20:00
Price:大人1500Tr,  子供500Tr, 学生800Tr

5. 日本人のお墓

シベリア抑留の際、ここカザフスタンにも数万人の日本人抑留者が連れてこらました。タクシーや道ゆく人との会話で何人と聞かれ、日本人と答えるとみんなgood peopleと返してくれます。これは、抑留されていた日本人が勤勉で熱心に働き高度な技術を有しており、その当時の印象が今に受け継がれているからだそうです。親日家が多いのは先人のおかげです。

6.ヌル・アスタナ・モスク

ヌル・アスタナ・モスク

見学無料。女性はスカーフ等を持っていなくても、無料で羽織ものを借りられます。黄金のドームがとても鮮やかです。
Address:Qabanbay Batyr Ave 36, Nur-Sultan 
Price:無料

 

7.ハーン・シャティー

ハーン・シャティール ヌルスルタン

食品からファッションアイテムまでなんでも揃う大型のショッピングモール。上層階にはプールや遊園地もあります。
Hours:10:00〜22:00
Address:Turan Ave 37, Nur-Sultan 

8.コンタクトニ・ゾオパルク・ストラナ・エノチヤ動物園

アライグマ ヌルスルタンの動物園

筆者オススメの屋内動物園。餌付け用のエサも入場料に含まれています。日本では触れられないような様々な動物と触れ合うことができます。写真のアライグマももちろん触り放題。日本では凶暴な外来種とされていますが、ここの動物たちはみんな人懐っこく穏やかです。
Hours:10:00〜22:00
Price:約550円

 

9.ヌルスルタンの街

ヌルスルタン アスタナ

青い建物がたくさんありますが、同じ青はありません。空の青さを知っているこの地の人々だからこそ造れた美しさでしょう。
青は、平和や友好、独立、空、争いのない世界を表しているそうです。

ご飯

カザフスタンの料理はとても美味しいです。料理が最も洗練されている国のひとつです。羊もほとんど臭みがなく料理され、イタリアンや他国の料理も上品な味付けとなっています。
写真左:べシュバルマク,幅広い麺の上に茹でた牛肉を乗せたもの
写真右:パスタ

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さて、題名にある苛酷たる所以ですが、
◯気温 ヌルスルタンは世界で二番目に寒い首都と言われ、冬は-20℃になることはしばしば、シベリア寒気団の影響で−50℃になることもあります。私が訪れたのは10月下旬でしたが、気温が氷点下でした。外にいるとスマホが電池が残っているにも関わらず電池切れと認識され、強制シャットダウンされて使い物になりませんでした。

◯水 ヌルスルタンのホテルに泊まった際、入浴のために浴槽へ水を貯めると茶色くなりました。水道管の劣化が要因のようです。氷点下の中を歩き回り身体は芯から冷え切っていたため、これは硫黄の温泉だと信じて湯船に浸かりました。水道管網の老朽化や水不足はカザフスタンのほぼ全土で問題になっています。

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◯荒野 バイテレクに登り遠くを見渡すと、街の外には荒野が広がっていることがわかります。カザフスタンはステップ気候に属し、寒さと乾燥から丈の短い草しか育ちません。特にここらはカザフステップと呼ばれています。よくこんな厳しい環境下にこれだけの都市を築いたものです。

気温や水、気候など色々な障害がありながらも、土地の広さを活かした綺麗な都市に発展しています。親日家も多いため良い出会いもあるかもしれません。
次の旅行の候補地としていかがでしょうか^^

そうだ、ムンクの叫びを見に行こう

歪んだ背景と表情の中、真っ直ぐ伸びる橋、独特の色彩、何をこんなに嘆いてるのだろうか。子供のころに初めて目にして以来、心を奪われたムンクの『叫び』。

エドヴァルド・ムンクの故郷であるノルウェーで、美術館やゆかりの地へ趣き想いを馳せてきました。

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出典:NASJONALMUSEET
 
知っておきたいムンクの叫び豆知識

ムンクの叫びは5種類存在する
 (それぞれ違う画材で書かれており、油彩、パステル、クレヨン、リトグラフテンペラの5種類)
・背景はフィヨルドと夕焼け
・自然の叫びを表現している
・手は頰に当てているのではなく、耳を塞いでいる
・作品名は『ムンクの叫び』と思われがちだが、『叫び』である
パステル画は個人が所有しており、落札額は絵画では史上最高クラスのおよそ96億円 

 

ムンクの作品
ムンク1863年ノルウェーのロイテンで生まれました。ムンクが5歳の頃に母を結核で亡くし、14歳の頃には母に代わり愛情を注いでくれた姉も結核で還らぬ人となりました。そんな折に自身も気管支炎を患い、身体の弱かった彼は死を覚悟することもあったと言われます。
こうして幼い頃からかけがえのない人の最期を見届けてきた経験から、『死』をテーマにした絵が多く描かれるようになりました。人の弱りゆく姿、恐怖、悲しみ、憂いを帯びた表情がこれほどまで真に迫っているのは、それらがムンクの抱える傷や不安そのものだからでしょう。
また、既婚女性や中指を失う騒動となった女性との恋愛など、女性関係も絵に大きな影響を与えています。

これら知識をつけた上で、いざムンクの絵を観に行きましょう!
 

 1. ムンク美術館

ムンク美術館

ムンク美術館はオスロにあり、トイエン駅(Tøyen)が最寄りです。
 ※ムンク美術館は、2020年にウォーターフロントのビョルヴィカ(Bjørvika)に移動します。

ムンクの絵画の半数以上がこちらの美術館に収められており、およそ1100点の絵画や18000点の版画、7700点の水彩画やデッサン、500点の版画版、2240冊の本などがコレクションされています。

時間 10:00 ~ 17:00
料金 大人  NOK120
      学生・10人以上のグループ NOK60
   18歳未満・オスロパス・会員 Free
住所 Tøyengata 53, 0578 Oslo, Norway

ムンク美術館での鑑賞は今回のノルウェー旅行のハイライトでしたが、なんと私が訪れた時は“叫び”を含む多くの作品が出張中でした。数十点のみの展示となっており、お陰で入場料はFreeとなっていましたが非常に残念でした。
 
展示されていた『太陽』。
フィヨルドを眩く照らしています。
ムンクの太陽

お土産ショップで販売されていた『叫び』をパシャリ。

ムンクの叫び


カフェも併設されています。ラテアートが可愛いです。

横にはオスロ大学植物園もあり、広大な植物園に無料で入場ができるため、こちらもオススメです。

 
2.オスロ国立美術館
ムンク美術館では『叫び』が出張中で見れませんでしたが大丈夫。オスロ国立美術館では最も有名な油彩の『叫び』を展示しています。

オスロ国立美術館

ところが、付近まで来ているはずだが美術館が見当たらないと思いきや、建替工事中...
次のオープンは2020年です。
 

3.KODE美術館
KODEは美術館1〜4館と、作曲家グリーグ(Edvard Grieg)、ブル(Ole Bull)、セーヴェルー(Harald Sæverud) の博物館からなります。絵画や彫刻、楽器、家具、工芸品など約50000点が所蔵されています。
ムンクの作品が展示されているのはKODE3となります。

ベルゲンのKODE美術館


KODE3
時間 10:00 ~ 18:00 (Summer Season)
料金 大人  NOK130
      学生  NOK60
   18歳未満・会員 Free
住所 Rasmus Meyers allé 9, 5015 Bergen, Norway

※チケットはKODE1〜4まで入場が可能、2日間有効です。
 冬季は開館時間が短くなり、月曜が休館となります。

生の『叫び』が見れず悔しさでいっぱいの私は、せめてムンクの作品を拝みたいと、オスロを離れベルゲンにあるKODE美術館を訪れました。
やっとムンクの作品が見れると気もそぞろにチケット売り場へ向うと、なんと祝日で休館でした。
こんなことってある〜.。゚(T_T)゚.。

ムンクの叫びを求め奔走するも見ることができず、何かとついていない北欧旅行でした。
皆さんはこんなことにならないよう、訪問される際は祝日の確認と『叫び』が出張していないかの確認をお忘れなく!


まだまだ諦めがつかず、ムンクのゆかりの地をめぐることにしました。
>>ムンクゆかりの地を巡る編 はこちらをどうぞ

ノルウェーで気づいた9つのこと

1. カラスがグレー

 日本のカラスは黒ですが、こちらのカラスはズキンガラスという灰色と黒のコントラストがおしゃれなカラスです。2色になると可愛く見えますね。

グレーのカラス ズキンガラス

 

2. クルーザーで宴会をするのが好き

 夜中にクルーザーで乾杯している光景がよく見られます。祝前日などは、停泊中のクルーザーの乗船率が7割程に上ることもあります。

クルーザー

 

3. 1万円台前後のホテルは、ほとんどアメニティがない

 付いているアメニティはタオルと大ボトルの液体石鹸が2つ(シャワー用と洗面台用)だけ。歯ブラシやスリッパはもちろん、ペットボトルの水やティッシュ、ポット、電話もなく、ドライヤーまでないことも。
 二人部屋でもタオルが1組しか置いてないことも珍しくなく、電話がないためフロントに連絡するのも一苦労です。

ホテルのイメージ写真

 

4. 野菜がおやつ

  コンビニやスーパーでフレッシュな人参やキュウリ、パプリカ等がおやつとして売られています。これをポリポリ食べるのが北欧流。

ノルウェーは野菜がおやつ

 

         

5. キャッシュレス化が進んでいる

 有名なレストランでも、キャッシュフリー(カードオンリー)なところがあるので、クレジットカードは必携。JCBは使えない店舗も多いため、VISAかMASTERカードを持って行きましょう。

6. 天気が変わりやすい

 1時間の間に、雪と晴れを何度も繰り返すことも。また、半袖で過ごした翌日にはコートを来ても凍える寒さとなったり、とにかく変化が激しいです。体温調節ができるように羽織りものを持って行くと良いです。
ノルウェーの天気

7. 雨が多い

 西海岸側は、暖流の影響で上昇気流が発生し、雨の日が多くなります。フィヨルド観光の際に拠点となるベルゲンでは、年間の2/3は雨であると言われます。

ノルウェーは雨が多い

 

8. 蛍光イエローの服を来ている人が多い

 一瞬警察かと思いきや、道路の清掃員や工事現場の人、子供から釣りをしているおじさんまで蛍光イエローの服が人気です。

   ノルウェー


9. 街中にトロールがいる!

 お店の前や駅など至る所にトロールがいます。お土産屋さんでもトロールが沢山売られています。容姿や表情も多種多様です。お気に入りの一体に出会えるかも。

  ノルウェーのトロール

以上、ノルウェー で気づいた9つの事でした。
スウェーデンフィンランドとも共通する特徴があるようです。
是非日本との違いを探してみてください

サンフランシスコから日帰り、癒しの庭園フィロリガーデン

Filoli     歴史ある庭園と邸宅、フィロリガーデン

フィロリガーデン filoli garden


フィロリガーデン(FILOLI GARDEN)は、
サンフランシスコから車でおよそ35分、280号線沿いにあります。
アメリカの歴史登録財の一つで、広大な庭園に四季折々の花々が咲く癒しのスポットです。
たまには、時間を忘れてのんびりしてみませんか🌻?

フィロリガーデン filoli garden
入場料
 大人      $22
 子供(17歳以下)   $11
 65歳以上    $18
 学割有、5歳未満無料

時間
 10:00am 〜 17:00pm   火曜日定休

場所
 86 Cañada Road, Woodside, CA 94062-4144

フィロリガーデンでは、様々なイベントやツアーも開催しており、ホームページからチケットの購入が可能となっています。

園内にはカフェもあり、軽食やスイーツ、お茶が楽しめます。
クジャクが自由に歩き回っています。

フィロリガーデン filoli garden

概要
フィロリは、鉱業起業家で成功したウィリアム・バウワーズ・ボーン(William Bowers Bourn Ⅰ)の2世夫妻の邸宅として1915年に建設が開始されました。1917年よりボーン夫妻が居住を開始、その後12年間かけて広大な庭園が造られました。
1936年にボーン夫妻が亡くなると、翌年、ウィリアム・ロス(William P. Roth)夫妻によって所有され、38年間に渡り居住されました。1975年、ロス夫人によりこのフィロリを含むおよそ50万平方メートルの土地がナショナル・トラストへ寄贈され、一般に公開されるようになりました。

家や中庭を囲むテラスはイギリスのジョージアン様式、南側の生垣や壁で仕切られたデザインの庭園はルネッサンス様式となっています。

フィロリガーデン filoli garden

緑に囲まれたベンチで読書などをするのも気持ちが良いです。
フィロリガーデン filoli garden


季節によって様々なお花に彩られた庭園が楽しめます。
是非、足を運んでみてください。

ラッコをたずねてルート1ドライブ②

ラッコを訪ねてルート1ドライブ①では、サンフランシスコからルート1をドライブして、サンタクルーズまで 来ました。

今回はサンタクルーズモントレーの中間地点である、モスランディングからスタートです。

モスランディング(Moss Landing)
モントレーから約16マイルに位置するモスランディングは、野生のラッコの生息地として有名です。また、350種以上の渡り鳥を観察することができます。
モスランディング州立公園ではサーフィンや沖釣り、乗馬、バードウォッチングなども楽しめます。※生息する生物保護のため公園内に犬の連れ込みは禁止されています。

モスランディングの海側、突き出ているところへ行ってみました。



辺りを見回すと、早速生き物らしき姿が見えました。おぉ!あれは! 
ラッコ ・・・ らしい・・・

モスランディングのラッコ
あの水に浮かぶ黒い点がラッコでした。場所とタイミングにもよるのでしょうが、少し距離があり中性能の一眼カメラの望遠ではこれが限界でした。

       
理想      ➡︎      現実

現実は厳しい...しかしながら、野生のラッコに出会えただけで感動です。カヌーに乗るともっと間近で見れそうです。
南側の突き出ている対岸へ移動しました。こちら側でも同じような距離感でラッコとアシカを見ることができました。
陽が落ちて、空は赤く染まっていきました。

モスランディングの夕陽


モスランディングでのご飯は、フィルズ・フィッシュマーケット&イートリー(Phil's Fish Market&Eatrey)がオススメです。知る人ぞ知る名店で、お店の外まで列になっていました。

フィルズフィッシュマーケット&イータリー Phil's Fish Market & Eatery

真ん中の写真のチョッピーノ(Cioppino)がこの店の目玉料理です。サンフランシスコ風海鮮シチューで、魚介類をふんだんに使い魚介のダシがこれでもかとスープに溶込み、一度食べたら忘れることのできない美味しさです。テイクアウトも可能です。もちろんクラムチャウダーもオーダー。ここのクラムチャウダーがこれまで食べた中で、一番濃厚に感じました。

フィルズフィッシュマーケット&イータリー Phil's Fish Market & Eatery
フィルズフィッシュマーケット&イータリー Phil's Fish Market & Eatery
フィルズフィッシュマーケット&イータリー Phil's Fish Market & Eatery

壁に、あなたはどこから来たの?と書かれたマップがありました。一見、倉庫のようでわかりづらい建物なのですが、世界中からお客さんが来ているようです。私も日本に1票さして来ました。

Phil's Fish Market&Eatrey


モントレーで朝を迎えました。
モントレーにもフィッシャーマンズ・ワーフがあります。ここにもラッコやアシカが生息しており、ホエールウォッチングも人気です。
また、レストランやお土産が立ち並び、店の前では各店がクラムチャウダーの試食を配布しています。そんなに違いはないだろうと思いきや、お店によって全く味が異なり、面白いです。

モントレーでクラムチャウダー試食


昨日のラッコでは満足ができず、もっと近くで見たいので、GLASS BOTTOM BOAT TOURSという、床がガラスになっている船のクルーズに参加してきました。
大人・子供ともに18ドル(キャッシュオンリー)。アシカやラッコ、アザラシ、海鳥などの生き物を観察できる30分間のモントレー湾クルーズです。

モントレーのラッコ

ラッコがいました。昨日より若干距離は縮まりましたが、やはりここでもカヌーの方が近づけそうです。

モントレーのアシカと海鳥

防波堤では、埋めつくさんばかりのアシカや海鳥が休憩していました。

GLASSBOTTOMBOATTOURSのジャイアントケルプ

ガラス張りの床から見えたのは、海草だけでした。
ただ、これはただの海草ではありません。ジャイアントケルプという世界最大の海草です。ジャイアントケルプは、ウニやカニ、魚などのお家となっていて、ラッコの大事な捕食場でもあります。また、ラッコは海流で流されないよう、これを身体に巻きつけて眠ります。あらゆる生物の生活を支えるジャイアントケルプですが、海水温の上昇や水質汚染により激減していることは非常に残念です。

ルート1をドライブして西海岸の大自然に触れて来ましたが、海も草木も夕陽も生き物も息を吞むほど綺麗でした。
この美しい自然とラッコの為にも、省エネや再生利用・再利用等を続け、少しでも生物多様性を守っていきたいです。

ストックホルムの空港でストライキ直撃

最近、災難に遭うために旅行してるのではないかと思うほど不運が続いています。

ゴールデンウィークの10連休は、北欧へきています。

ストックホルムの空港に着き、無事北欧に着いたとほっと一息。
そのままオスロへ飛行機で行く予定でした。

しかし、セルフチェックインをすると何故か"締め切りました" と表示されます。

フライト予定を確認すると、乗るはずのオスロ便がキャンセルになっていました。よく見ると、他のSASスカンジナビア航空 の便もほぼキャンセルに。
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空港の人に問い合わせるとパイロットがストライキで来ていないため欠航とのこと。

えぇー、今日中にオスロについて、明日フィヨルドへ行くプランが台無しの危機Σ(|||▽||| )

カウンターで代替プランやリファウンドを受付けしてくれるとのことで、既に長蛇となっている列へ並びました。

待てども列は進まず、椅子が配られ、サンドイッチと水も配られました。

いよいよ自分の番になり、代替案を出してもらうと、当日分はフィンランド経由もデンマーク経由もいっぱいで、明日フィンランド乗り換えでの便なら空いてるとのこと。しかし、朝8:00出発して昼15時くらいに着く丸1日潰れるプラン。

電車を探すと7時間かかりますが、空きがありました。他に当日中に行ける手段がなく、諦めて片道分をリファウンドしてもらい、自分で電車で行くと交渉。

すると、ストライキがいつまで続くか分からず帰りの便(1週間後)もどうなるか分からないと仰ります。

そんなぁ... と思いながらも、仕方ないので、とりあえず帰りの便は予約したままにして、ストが続いていたらリファウンドしてもらうことにしました。

SASスウェーデンフィンランドデンマークの共同運行で、今回のストで7万人に影響がでています。仕事は大変そうですがパイロットの皆さんには頑張ってもらいたいですね。

そんなこんなで、電車に揺られているなうです。
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飛行機より電車の方が高くついたんだなぁ…

たまにはこんなゆっくりするのも良いかもしれないと前向きに捉え、電車でイケメンお兄さんの向かいの席になったのでよしとします(´ω`)